社長のお後がよろしいようで

社長に寄り添いながら、“社長の終わり方”をデザインする「事業承継デザイナー」の奥村聡さんからの依頼を受け、奥村さんが立ち上げたコミュニティーを知ってもらうためのリーフレットを作成しました。

コンサルタントとして550社以上を支援してきた奥村さん。会社の借金、相続や後継者問題などを目にし、「もっと早くに手をうっておけば良い形で終われたのに…」と思う機会が何度もあったそうです。そんな経験から、よりよい終わりを目指す事業主のコミュニティー『それでも、社長のおわりに挑む会』を立ち上げました。

ツールの作成では、専門的分野を理解するために奥村さんとの打ち合わせを重ね、「社長世代が手に取りたくなる」「まずは幕引きに意識を持ってもらう」ことをポイントにおきました。

「お後がよろしいようで」とは、落語の締めに発せられる言葉で「次の話し手の準備が整った」という意味です。一番盛り上がっている時に終わりを作って場をあたため、舞台袖に控える次の話し手につなぐ——。「良いタイミングで幕を引いて、社長のバトンを次に渡す」という、事業承継にも通じるこの言葉をキーワードとして、デザインに落とし込みました。

このツールは、全国各地のコンサルタントや行政書士を通じて配布しています。また、下記のサイトで奥村さんから直接送ってもらうこともできます。

「社長のやめ方.com」http://www.office-okumura.jp

 

credit

ragumo 企画/デザイン